▲JRの予想図面の説明を受ける
協議会長の四方田さんが、今回JR側が約束を守り、8月31日までにバリアフリー化された摂津本山駅の予想図面を提示した事について、謝辞を述べられた上で、
- 何故もっとJRと神戸市の話し合いの過程が見えないのか?
- 何が問題になっているのか?
- 我々は決して尖った協議会でなく、一日も早いバリアフリーを求めている、純粋な協議会であるのに、我々をどう思っているのか?
と意見された。これに対しJR側は、
- よく話し合っているが、まだまとまっていないので、公表の時期ではない
- いろいろ課題はあるが、当面は双方の負担金の問題
- 真摯に受け止めている
といった内容で回答した。
四方田会長から発言を許されたので
と意見を述べた。「大切な事は、一日も早い実現。それを目指している議会人として、財政負担の押し付け合いで、いつまでもお待ちいただいている高齢者や障害者の皆さんを思うと、残念でならない。問題点が負担金なら、いつまでにお互いが話し合いを終了するのか、目標を立てて真剣に話し合うべきだ。お互いに粘り勝ちを待つようでは、議会も黙っていられない。」
「四方田さんの仰るように、協議会は尖った団体でなく、丁寧に運動を進めている。だから、担当者の皆様を大切にして、わざわざこちらに出向き、決して東京の政治家や、もっと上の人に会おうとしていない。情報も公平に流しているが、JRや市から情報が来ていない。これでは、協議会のみならず議会人も市民に説明のしようがない。協議中、ただ待って下さいでは困る。我々は生き物で、物ではない。JRの感性が我々をお客様と思っているなら、JR側からもっと積極的に動くべきである」
▲協議会の方々とJRとの話し合い
「JRと市の話に割って入る気はないが、負担金のどこがもめているのか、市は一歩踏み込んで歩み寄ったと聞いているが、JRは知らぬ存ぜぬ。実際には歩み寄っていないのではないか」と切り返した。
これに対しJR側は、決してそうではなく、JRの「今までの慣例と内部の制約で、協議中」と答弁していた。
それは市も同じで、バックには市長も議会もあり、税金の使い方には大変慎重である。ここは、解決に向ける気持ちが大切であり、我々は日々待っている。
その後、同じような対話が繰り返され、最後に協議会の一員から「タイムスケジュールを示せ」との声が出て、話し合った結果、問題の「JRと市の負担金の話し合いをいつまでに終了させるのかについて、時期を明らかし、知らせる」との結論を得るに至った。
なんとか、一歩前進。努力あるのみ。
ところで、委員会質疑のことを書いた日、ヒット数が4,000を越えた。たぶんアスベストの事に関心を持って閲覧下さったのだと思う。それだけになおさら、慎重に数字を出さねばならないと思っているのだが、当局からはまだ、数字が届いていない。
繰り返しになるが、国が地方に押し付けてくるアスベストにまつわる行政任務があまりにも膨大な上、まだ市内に残るアスベストはかなりにのぼる。よって、今の地方自治体は、国から出る補助金を加えたとしても、やって行けないのではないかと睨んでいる。私の狙いは、そうした地方の実態を、神戸市の行政を通じて浮き彫りにするところにある。
▲当局が「数字は待って欲しい」と伝えてきた