▲市場に若い息吹きが
9月12日、ボランティア活動中に偶然、当時の東灘消防署長にお会いしたので、これぞ神の知らせかと思い、この件について訊ねてみると、やはり相当危ない状況であったという。
消防局には漏れ出したガスを止める技術はない。爆発の影響は数m程度なのか、或いは何kmにも及ぶのか。火柱は横に這うのか。地上何m位になるのか ─ 等など、全く分からないことだらけ。ただただ住民を避難させる事だけが、ベストとしてできる事で、後は企業側の技術者がガスを止め、引火しないよう祈るだけだったという。
そんな事とは私も知らず、人命救助に走り回っていた。無事済んだからいいが、もし引火していたら大爆発となり、世界ニュースになるところだった。これは、見過ごしてはならない、次にくる地震に対して、全国の、プロパンガスタンクを持つ地域や、プロパンガス基地周辺では、耐震構造を完璧にするべきだ。県が許認可権を持っている以上、まさかの時のシミュレーションを行い、情報を市町村に出しておく必要もあるだろう。今回、点と点を結ぶことで、十年以上を経てようやく、情報の詳細が分かってきた。我々は、知らないうちに危険地帯にいるのかも知れない。桑原くわばら…。