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2010年 11月 06日 土曜日

浜街道は、京都から太宰府に通じる太古の昔からの西国街道が芦屋市の打出で山麓を通る本街道と分岐する、その海側の道で… 今は「旧西国浜街道」と呼ばれている。去る11月3日、神戸市東灘区にある長栄緑地(深江本町2-29-1面積256m²)の一角に、その顕彰看板が建立された。

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ここまで来るのには、時間がかかった。平成16年9月27日、神戸市と深江地区まちづくり協議会が、環境防災緑地の管理に関する協定を締結した。10月には環境防災緑地に地元型緑地として、西国浜街道を顕彰するため修景スポットの整備が素早く決定された。市が緑地を造成し、松を7本植えたところ、共に植えた芝が雑草に負け、枯れた。しかし、宗田英子さん他7名の方々が、辛抱強く雑草取りや清掃をして下さった。そこで、県が県民まちなみ整備事業の一環として、躑躅などの低木を植栽した。

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一方、顕彰看板は、市の予算の問題など障害もあったが、協議会の方々が着実に努力を重ねられ、この11月3日午前10時、ようやく除幕に至ったのだ。

そんな曰くのある顕彰看板の除幕式に、お誘い頂いて出席した。深江地区まちづくり協議会と長栄緑地管理運営グループの主催で、楽しいほのぼのとした雰囲気の中行われた式は、好天に恵まれ、岡田義久 深江まちづくり協議会副会長の的確かつユーモラスな式の進行で、ほのぼのとした家庭的な雰囲気。皆さん、ニコニコしながら拍手が続いた。

深江連合自治会の志井保治会長は、長年の苦労を労らわれた。灘井啓介協議会々長も、
「皆さんのお陰でここまで来ました。今後また、維持管理で助けて下さるようお願いします」
と挨拶。私も、スピーチの機会を頂いたので
「深江は一つ。かつてこの街道を歩いた旅人を大切に守った深江の心を大切に、みんなでいたわり合って欲しい」
とご挨拶した。
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かつて活躍され基礎を築いた山口常治元会長と、それを受け継いだ灘井啓介会長が、除幕。山口元会長は陰で灘井会長を支えられ、灘井会長は先人の努力を忘れない人。そんなお二人が除幕されたのは、岡田副会長の心使いが分かり、とみに嬉しかった。良い式典に出席できた。

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帰路、志井連合自治会長から、長栄緑地付近では、自転車の通行量が多い上に裏通りをすり抜ける車輌があり、事故防止が必要との御意見を頂いた。これこそ、市会議員の本分。しっかり、微力を捧げたい。

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▲ 協議会の皆さんが丹念に手入れをされていればこその、憩いの空間