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2010年 09月 19日 日曜日

一週間前に思いがけず届いた、一枚の残暑見舞い。美しさと賢さを兼ね備え、阪神基地隊の副司令を務め… 神戸市との問題で共に苦労した仲間。ご主人も海上自衛隊自衛官。彼女は「海自きっての秀才」と言われ、最後は舞鶴教育隊の司令として赴任した。その彼女、比留間峰子さんから、海上自衛隊定年退職のご挨拶を兼ねてだった。

退官後は、「神社の神主になるために大学にて神道の基礎を学んでいます」とあった。詳しくお聞きすると、ご主人の里が東京渋谷にある「金王八幡宮」という神社だそうで、ご夫婦で神主になるそうだ。何かこちらも嬉しくなった。

私も海上自衛隊とともに仕事をし、司令や幹部の方々の御厚情を頂いているが、実に興味深い人が多い。今も、基地の中に東郷元帥のひ孫の方が居られる。現司令の山本高英氏も、著名な山本英輔の孫にあたり、3代に渡る軍人。爽やかで明るく、常に戦いを念頭に、心から平和を願っておられる方だ。前司令の村川豊氏とは、自衛官と一般の方の懇親会と称する出会いの場を作ったりもした。それが反響を呼び、「次の予定はあるんですか」と聞かれるほどだ。

ともあれ、手紙を読んでいると色々なことを思い出す。比留間さんご夫婦には「これまで平和を守るための任務御苦労様でした」と、日頃お世話になった耳鼻科の岡野先生、魚崎21Cの中田会長と私で対艦祝いのお花をお贈りしていたら、それにも丁寧に触れて、「最後までお心遣いありがとうございました」とも書いておられた。いつまでも若いお二人に、拍手を送り、心から、幸せをお祈りしたい。