▲意気込みにあふれた岡田監督
「力一杯頑張って、神戸市民の方々に喜んでもらいたい」岡田監督は
「震災の年は、自分はオリックスの選手として、優勝という喜びを市民と分かち合った。今年は優勝して、神戸をもう一度活性化させたい」と、実に爽やか。市長は、日頃から「スポーツで神戸を元気づけたい」と言っているが、それが実るのを予感させるような挨拶だった。
だが、それにしても今回の市長を囲む会は、参加者数が少ない。民主党の国会議員は皆無だ。私はそっと、民主党市議の藤原副議長に
「市長選挙の件で、民主党は控えめにしているのですか」と聞いてみた。藤原副議長からは、
「今日は多くの行事があってそれぞれ多忙な上に、各組合の旗開きで忙しいのでしょう」という答えが返ってきた。なるほど、そんな事もあって少なく思えたのかと思っていると、そこへ、ある新聞記者が
「なぜこんなに少ないんでしょうか?」と聞いてきた。新聞記者だろう、俺に聞くなよ〜。
さて、この会で井戸知事は
「神戸空港の件で、JALが出て行くなら仕方が無い。そのかわり、スカイマークが増便してくれる。ありがたい事だ」と。矢田市長は
「スパコンの件で、生き残った事を喜びたい。これで、貴重な人材や進出予定の大学関係を失わずにすんだ」と挨拶した。年初にあたって市長が神戸市を率い、震災後15年の節目にあたる一年を走り出す。その背中を、囲んだ真の支持者が押したような、心ある者の集う会だった。