去る5月20日の日曜日午後6時に始まった同会の司会進行は、住吉山田地区の廣岡さん。だんじり仲間の信望が厚く、今回の事もいろいろな方が彼に相談に行き、気運が高まった。彼は謙虚に、「地元から声が上がって…」と淡々と説明。彼らしく、サラッと始められた。
▲ 四人の代表
竹田会長は、「国の祝事であり、東灘区のだんじりが集い、心からお祝いを申し上げたい。大変な困難があると思うが、大きな節目の事であり、関係各局や警察、県、市等行政方面及び報道、協力会員等の御指導のもと、先ず安全を大切に、品格を持って成功させたい」と、抱負を語られた。
その上で、この動きには、他地区 ─ 灘区・芦屋市・西宮市・宝塚市のだんじり関係者も関心を持っておられると、報告された。「今は、何も決まっていないので、これから皆さまはじめ実行委員長を中心に相談して行きたい」として、私、安井が、それらの相談の受け皿としての顧問に就くと発表された。私は、正直嬉しかった。こんなに大切で意義ある行事に参加させて頂ける。それも、私が議員だからではなく、40年間ずっとだんじりにかかわり続けた結果。たまたま市会議員であっただけで、実は、うれしさより責任の重圧感を強く感じた。
私もスピーチの場をいただけたので、「国の、大切な慶事。先ずは、一人の国民としてお祝いをしたい。その上で、だんじりという立派な文化を担いで行こう。だんじりは、地域の歴史と伝統を未来へつなぎ、学校や家庭でできない子供たちの教育を地域が担う、その助けになっている。さらには、防犯や防災にも役立っている、こんなに奥が深く美しい、だんじり文化の一端を担う誇りを抱き、喜びを持って団結しよう!」と呼びかけた。
この、挑んだ道のりは、恐らく険しい。これから竹田さんも廣岡さんも、高嶋さんも石原さんも、そして私も、責任がある者はみな、一時もそれを忘れられはすまい。