今日の問題 安井のブログ 彦録゛

ホームページへ戻る 安井宛メール送信
お知らせ プロフィール
安井俊彦後援会 リンク ホームページへ戻る
やまびこ会

芦屋市火葬場建設問題

芦屋市の火葬場建設計画に、被害を受ける可能性のある森北町の住民の皆さんが反対しておられます。

芦屋市火葬場建設計画に反対します!!

私たち東灘区・東山会(森北町北部の住民会)住人は、芦屋市火葬場(1985=昭和60年迄稼動。現在は休眠中)について、実際に過去長年にわたり、稼動当時、悪臭などの被害を受けてきた事実経緯があります。

ところが、今回の、旧施設の3倍規模もの新しい施設の計画にあって、芦屋市行政は東山会住人に対し、設備の能力も知らされずに、又、建設期には何らの不利益補償も示さないという不誠実さです。

このため、東山自治会は、芦屋市火葬場建設計画に断固反対の立場を支持します。

移転方法として、広域行政によるもの等の代案も挙がっております。が、それが不可能であっても、芦屋市は先ず、自ら代替地を探す努力をすべきです。

火葬場の立地条件は法令<規則>に「住宅地から220mの隔離距離を要する」とありますが、「但し、従前の既得権がある場合は立て替えできる」ともあり、芦屋市は、これを根拠に法的に問題はないとしています。(図をご参照ください)

しかし、東山会のほぼ全域、及び三条町の一部は、この220mの範囲内です。将来、私たちの住宅環境で、予測のつかない事態が生じることがないという確証もないままに、建設計画を許すことは到底できません。

環境庁資料によれば、平成10年の火葬場でのダイオキシン類排出量は1.8〜3.8g-TEQ/年で、自動車排出ガス2.14g-TEQ/年と並ぶ排出源です。火葬炉は廃棄物処理施設ではないために、大気汚染防止法や条例の特定施設に該当しません。なんと、現行法上の規制対象外なのです。

旧厚生省(現厚生労働省)の調査では、全国10ヶ所の火葬場のうち、最も高かったダイオキシン類濃度は集塵施設のない火葬場の6.5ng/立米。最低は0.0099ng/立米で、いずれにしてもごみ焼却施設の規制については下回ったデータが出ています。しかしながら、副葬品にプラスティック類が燃やされた場合などがあれば、この数値は上がります。それは、火葬場の場合、ダイオキシンを排出しないような高温で焼いてしまうと骨が残らないために、温度を抑えて燃焼させるからです。

参考資料=厚生省調査結果報告
http://www.mhlw.go.jp/search/mhlwj/mhw/houdou/1005/h0513-3.html
http://www.mhlw.go.jp/search/mhlwj/mhw/houdou/1105/h0527-1_13.html

ダイオキシンが発生するのは上の調査にもあるように事実です。そして、問題点は、その計測数値が、よしんば法ができたとして、その法定許容範囲であること、などではありません。

問題は、本来住宅地から220m離れていることが前提にある火葬場が、例え微量といえども有害なダイオキシンの発生源であり、それを住宅が至近距離に密集している土地に建設しようとしていることです。神戸市と芦屋市双方の市民の健康を損なう可能性がある汚染源であるにもかかわらず、既得権だけを盾に、建替え工事に踏み切られたのでは、誰だってたまりません。まして、半径220m内の住民の大半は神戸市側に暮らしているのです。

(恐らく、厚生省などの立場では、住宅から半径220m以内の至近距離には本来存在しないよう規制されているのですから、その分を割り引いて規制値などを考慮して行くのではないでしょうか。或いは、半径220m規制の前提に立って思考するのではありませんか。しかし、この火葬場は、至近距離─法的に隔離すべきとされている距離に、しかもこれから建てられるのです。)

このような、市民感情・住民感情を無視した行政には断固反対です。地域環境への重大な瑕疵、禍根を将来に残すことは、誰の目にも明らかではありませんか。

芦屋市行政には、真に市民・近隣住民のために誠意を示していただきたいと存じます。

2001(平成13)年4月1日
地域法人東山会 会長 岡本 晋介

火葬場予定地と法定隔離範囲図
[読んでいたところへ戻る]


市議会議員 安井俊彦事務所
兵庫県神戸市東灘区御影本町2-15-27 みだ六マンション1F 〒658-0048
電子メール yasui@yasui.net
電話 078-842-3020 ファクス 078-841-3090

サイトについてのご質問などは webmaster@yasui.net へどうぞ。

Web Design © DIGIHOUND LLC. NM USA/ Kobe, Japan 2002