減ったことそのものは、大きく評価したい。中には、大きな負債を抱えて消滅したものもある。更に努力をして、残す価値の低い団体からなくして行かねばならない。
道路公社については、政策決定の過程が見えてこない。かつて住宅供給公社が土地を買い過ぎて倒産したが、その理由も議事録もない。そのような教訓から、私は「多くの政策立案の過程を、出来れば公開するべきである」と質した。が、答えは「年次計画に沿ってやる」だった …… これでも答弁か?
交通振興株式会社は、本社というべき交通局が本当に良くやっていて、市民の役に立っている。ところが、その努力を打ち消すように、社員の不祥事が多発している。休日・夜間に交通局から電話があると、決まって不祥事だ。調べてみると、平成22年7月から平成26年7月の4ヵ年で、6件もある。
そこで、私はあまりにも交通局が気の毒になり、外郭団体でこんなに不祥事 ─ しかも全部お金の詐取が続くので、何かこれを防ぐいい手だてはないのか、と聞いてみた。河井局長は「管理者が自ら、いつも先を見通して、犯罪が予想される事については、常に監視するなどしなければならない。昨年も講習会を開いており、これ以上の不祥事が起きないよう努力します」と仰る。本当に、不祥事のないよう努力して欲しい。