▲喜びを抑え、細かいディティールまで確認
この決定には、何回も交通局に足を運び訴え続けられた、伊藤さんの陰のご苦労があった。急激に高齢化が進む御影山手の住民を慮ってのことだ。説明によると
「現在のバス停の屋根の高さは4.2m、幅が2mである。新しく連結する屋根の高さを2.75mと低くする。高さはでこぼこになるが、これで雨が防げる。屋根の下で、十分雨も日照りも防ぐことができるようになります。これからの仕事は入札作業になりますが、7月中旬くらいの契約を目指します。32系統問題の箇所は、早く工事にかかれば9月中に完成できるでしょう」とのことであった。
さらに、伊藤さんや生田進一先生が、住民のためを思ってベンチ設置のための寄付を申し出て下さってもいる。当局も受入れる方針だが、これまた神戸市の規制があって、それに従わなければ撤去されるというから、難しいものだ。少しぐらい仕様が違っても、人の誠意を受入れる幅が必要ではないだろうか。立派な市民を大切にする意味でも、受入れて欲しい。
ともあれ、今回の件では、交通局は本当に市民の声を良く聞いて、JRとの間での調整など、良く頑張ってくださったと、心から敬意を表する次第である。